2011年10月17日月曜日

kindleいじる

英語の勉強をしているわけでもなく、英語の本を読むわけでもないなのでkindleを購入したのは、まあ物好きとしか言いようがない。

PDFを読むのならiPad2が十分実用的で読みやすいReaderになると思うのだけれど、いかんせんベッドに持ち込んで寝っ転がって読むのに適しているとは言いがたい。バッテリーのもちもよくないし。(目の疲れはどうということはない。長時間iMacの画面をみているので慣れている)

日本語の書籍を読むのならそれなりに苦労がありそうだ、と承知の上でkindleを買った。最後の一押しは、職場にScanSnapがあって、それが一世代前の上位機種である、と知ったことだろうか。うかつにもちゃんと調べたことがなかった、という。

職場は学校なので、裁断機については全く心配がない。ものすごい業務用の裁断機がどこの学校にも必ずある。現在勤務している学校にも当然あって、菊判のハードカバーだって余裕で裁断できるゴツイのがちゃんと2台ある。その他に据え置き型のペーパーカッターが何台かあるし、家で作業できないことを除けば電子書籍自炊の環境には恵まれていることに気づいた。裁断は職場でやって、土日にScanSnapを借りてくればいい。

そんなわけでkindleが届く前の金曜夜、さっそく藤沢周平「用心棒日月抄」を自炊してみた。30年近く前に購入して、何回も何回も読んでぼろぼろに黄変している文庫なので、裁断しても胸が痛まなかった。逆にこれでこの本をデジタル化して保存できる、と胸が躍った。

しかし・・・kindleが届いて出来上がっていたPDF版「用心棒〜」を表示させたら・・


残念ながら、この状態ではとてもではないが読めない。字が小さすぎる。

ちなみに青空キンドルでPDFにしてもらった島崎藤村「夜明け前」だとこういう表示。





これでも字が詰まっていてけっこう読みづらいけど、fontの大きさは快適。

自炊にありがちなトラブルらしく、Windows上であればjpegの余白をトリミングするToolなんかもけっこう簡単に手に入るみたい。OSXはまだ使い始めて1年程度なので、この手の作業をしようと思ったらあれこれ調べないと手持ちの情報が少ない。

ただ、元々の字体の小ささはどうにもしようがないため、いくらトリミングしてもあまり効果はないかもしれない。ちなみにiPad2なら快適に読めた。kindleの画面の小ささは取り柄でもあるので致し方ないな。

てなわけで本日はkindleのファームウェアを4.0.1にupdateして終了。このあとは夜明け前を読む、と。



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