11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:3193ページ
▼読んだ本
重耳(上)
やった。宮城谷昌光という金鉱が自分にとって「読める」ものだと判明した。これでしばらく息がつける。読む本に困ることがなさそうだ。これも縄田一男氏のおかげ。明日中下巻を借りてくる。
読了日:11月28日 著者:宮城谷 昌光
日経時代小説時評―1992-2010
時代歴史小説というジャンルを愛する熱い気持ちが文章にほとばしっている。過去に読んで、自分としては「?」と感じた作品でも、なるほどこういう褒め方があるのか、と変に感心した。食わず嫌いで読んだことのなかった作家や、近年登場した才能についてたくさん教えてもらった感じ。
読了日:11月27日 著者:縄田 一男
ばんば憑き
表題作「ばんば憑き」の完成度がおそろしい。ほとんど芥川龍之介だ。そのあとの「野槌の墓」は、これ、連作の長編にならないのかな、と夢想する傑作。近年の宮部の充実度がよくわかる短編集だった。同時代にいい語り部がいて幸せだ。
読了日:11月27日 著者:宮部 みゆき
天地明察
まいった。こんな大傑作を今まで読み逃していたとは。図書館生活の弊害だな。でも読めてよかった。100ページ読まないうちから、読み終わるのが惜しくなったのは久しぶりの体験。特に関孝和との初めて対面する場面では鳥肌がたった。全日本人必読の書、と言いたい。
読了日:11月21日 著者:冲方 丁
やぶへび (100周年書き下ろし)
あっという間に読んでしまった。けっこう安牌な素材を使って書いてるかな。ただそこはそれ大沢在昌、最後まで余談を許さないきっちりしたエンタテインメントに仕上げてますな。
読了日:11月19日 著者:大沢 在昌
北帰行
きっちり構築されたサスペンス。見事。「錨を上げよ」を読んだあとだけに、手練た作者の円熟味の深い作品を読むと心洗われた。
読了日:11月18日 著者:佐々木 譲
錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)
柿本が作者の分身なんだろうか。ま、それはさておき、最後の100Pに来てこの展開かよ、という波乱万丈さ。タイで活劇になるとは思わなんだ。 影山と高川さんの語りがかなり作者の思想?を反映していると思われる。
読了日:11月14日 著者:百田 尚樹
錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)
まだまだ物語は動いていない。下巻に期待。
読了日:11月12日 著者:百田 尚樹
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