2011年8月16日火曜日

夏、終わる?

日曜日あたりからずいぶんと涼しくなった。今日は1日じゅう雨、窓を開けていたら肌寒い。北国である。これで夏も終わりか、とみんな言う。二学期が始まった途端ムチャ暑くなったりもするけど。

暑いうちはiMacの前に座る気がしなかった。なかなか発熱がすごい機械であることを知った。

で、読書ばかりしていて、やっぱり本を読むのは楽しいと再確認。ここ1年ばかり下手なプログラミングに熱中していて、全然本を読んでいなかった分、未読のおもしろい作品がたっぷりあってそれを現在楽しんでいる。

天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)
小川 一水
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ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)
パオロ・バチガルピ
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ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)
パオロ・バチガルピ
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週末にかけて以上3冊読了。小川一水はいいですなあ。

で、「ねじまき少女」。ヒューゴー、ネビュラ、ローカスのトリプルクラウンである。SFとしてもエンタテインメントとしても一級品の作品でないとこの3つを受賞できないわけだけど・・・アメリカ人ってオリエンタリズムに弱いのかな。

日本人が読めば登場する日本人に首をかしげるだろうし、タイの人が読んだら怒り出しそうな気がする。
細かいことをつつかなければ、十分におもしろい作品で、優れて現代的、なのだと思う。結局主人公はイエローカードのおじいちゃんだった、というあたりが皮肉でいい。

ねじまき少女に関わって最後の最後でぱっと開ける新たな未来の予感もなかなか。こういう終わり方をするSFは確かにいいな。

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