2011年6月12日日曜日

アンダー・ザ・ドーム読み継ぐ

アンダー・ザ・ドーム 上
スティーヴン・キング
文藝春秋
売り上げランキング: 2314

上巻半分まで読んだ。
キング独特のえぐい展開で楽しく読める。

小さな町全体を包みこんでしまった「ドーム」、という、日本人のSF者なら「物体O」や「アメリカの壁」、そして「首都消失」という小松左京の一連の思考実験作品をすぐに思い出すわけだが、キングはこの現象にどうやって納得のいくオチをつけるのか興味津々。小松作品の場合は結局すべてがなぞのままで終わる。その辺でいちばんよくできていたのが一番古い「物体O」だったような。

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